明けましておめでとうございます。
今日から仕事始めです。
写真は、建替え前の家の記憶を散りばめた「記憶を紡ぐ家」。
住み繋いてきた家への想いを大切にしたいと思っています。
今年改修に取組む古民家は、次の世代へいかにバトンを繋ぐかがテーマです。
耐震改修、断熱改修を含め、魅力的な住まいにしたいです。
手仕事に拘り、1つ1つ丁寧に仕上げていきます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
【記憶を紡ぐ家】
伝統構法「木と土の家」の住まいづくり。第11回は「タイムラプス:伝統構法の建前 全工程」です。
伝統構法の建前、全工程(木組み組立~屋根仕舞い)までを約5分のタイムラプスにまとめました。
【記憶を紡ぐ家】
土台敷き、材料の搬入が完了しました。いよいよ来週8日(火)に建前です。
”木と土の家”や伝統的な木組みに興味のある方はぜひ見学にお越しください。
駐車場、見学スペースあります。写真は見学スペースからです。
緑井の梅林駅近くです。見学ご希望の方はメッセージ等でお知らせください。
住所など、ご連絡致します。
【記憶を紡ぐ家】
打ち継ぎなしの一体打ち基礎が完成しました。基礎の中はプールになりますが、水の染み出しもなく、きれいに出来ました。シームレスな基礎で高い耐久性と耐蟻性を確保しています。
建前に向けて最後の準備中です。
【記憶を紡ぐ家】
木と土の家の墨付けスタートしました。
瓦屋根の40坪ほどの住まいを建替え前の家の古材を生かしながら組立てます。刻みも100人工ほどかかります。伝統構法の仕事に興味のある大工さんはご連絡ください。また新弟子も募集しています。設計施工で100%国産材、100%手刻みを実践しています。
「記憶を紡ぐ家」の軸組模型。
来年独立予定のまつむらさん、木組の家にも挑戦してみたいということで今回模型製作お願いしました。刻み、建前などにも参加してもらえたらと思います。ありがとうございました!
【記憶を紡ぐ家】
建替えまでの荷物置き場として倉庫が完成しました。
「もとの蔵のような感じに」というご要望でした。
室内は木小舞下地に土を塗った荒壁仕上げ。冬になって土を付けたので乾燥に時間がかかりましたが、土の風合いが生きた仕上げになりました。
屋根は古い瓦を再利用しました。コーキングで留めてあったのでそれを剥がす作業が大変そうでしたが、再利用できて良かったです。独特の味わいを生かすことが出来ました。瓦は耐久性が高く、小さなパーツを並べているので再利用しやすく、あらためて素晴らしい素材だと思いました。
外壁は木ずり下地に砂漆喰仕上げ。モルタル下地と比べると、木ずりに漆喰が食い込むので剥離などの心配が少ないことと、中塗りを仕上に出来るので費用を抑えることが出来ます。戦後防火のためにモルタルが普及しましたが、土壁の場合は土壁で防火性能を確保できるので、外壁は自由に選択できます。土壁を使う場合は、外壁も板壁や漆喰など自然のものを使うほうが合っていると感じました。
出来るだけローコストでシンプルにしましたが、とても表情豊かに仕上がりました。
【記憶を紡ぐ家】
移転建替え工事が本格的にスタートしました。
まずは「キノコ」の切妻、瓦屋根仕様で倉庫を建てます。
解体完了期限までの工期があまりないので、解体工事と同時並行になりますが、
「記憶を紡ぐ家」のコンセプトモデルになるので、じっくりこだわりたいと思います。
【記憶を紡ぐ家】
設計開始から1年ほどかかりましたが、無事に造成工事が完了しました。
この住まいは5年ほど前に改修工事を担当しました。
ご家族はこの建物にとても愛着をもっておられ、これからも少しずつ改修していく予定でしたが、
4年前の豪雨災害により、防災用道路建設が計画され立退き対象となりました。
100年以上の歴史を持つこの建物の記憶を、新たな住まいへ紡いでいくことがコンセプトとなります。
さまざまな素材、記憶のかけらを、一つの建築にどう紡いでいくか思案中です。
蔵の整理、倉庫の建築、残す素材選びなど、これから解体工事に向けての作業が開始します。
【記憶を紡ぐ家】
建替えのための敷地の造成工事が進行中です。
狭い場所での工事で大変そうですが、順調に進んでます。
日程に変更があり、主屋の解体までタイトなスケジュールになりそうですが、
出来るだけ部材を残せるよう、あせらず、こつこつ進めていきたいと思います。
築100年の住まい建替えのため、敷地と建物の調査へ行って来ました。