明けましておめでとうございます。
写真は昨年完成した「祇園の家」。砂漆喰と杉板で仕上げた外観です。自然のもので仕上げた外観は時の経過とともに美しく変化します。これを「経年美化」と呼びます。漆喰と杉板の外壁なら30年以上ノーメンテで大丈夫なので、これからどのように成長していくのか楽しみです。
時と共に美しくなっていくような住まいづくりを今年も続けていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。
【祇園の家】
初期メンテで伺い、動きの悪くなっていた建具など調整させてもらいました。
ダイニングにある銅製のペンダント。
無垢の木と土と無垢の銅。
これからの経年変化が楽しみです。
【祇園の家】
外構工事が終わりました。
アプローチは土モルタル仕上げ。建物と調和して、だんだんと風合いが増します。
リビング前のデッキは、格子に囲まれて落ち着く場所になりました。
植栽が入って緑が増えると良い雰囲気になると思います。
玄関灯が納期6月なので、それがつく頃が完成になりそうです。
【祇園の家、内覧会のお知らせ】
祇園の家が完成間近となりました。施主のご厚意で下記日程にて内覧会を開催させていただくことになりましたので、お知らせします。ご希望の方は電話、メール、メッセージなどでお名前、人数、ご希望の時間帯を添えてお申込みください。
日時:2019年12月8日(日) 10時~15時
場所:広島市安佐南区祇園 JR古市橋駅徒歩5分(詳しい場所は申込み後ご連絡致します。)
※駐車場はありませんので、お車の場合は近くのコインパーキングに留めてお越しください。
連絡先:tel / 082-554-7540, E-mail / sasaoka@sasaoka-k.com
2015年に国連で決められた「2030SDGs」(持続可能な開発目標)では、持続可能な社会を目指して17の目標が掲げられました。自分の住まいが何で出来ているのか、「木」だと思っていたものが、本当はビニール製ということはよくあります。SDGsから住まいづくりを見直すと表層的な外見だけでなく、そのマテリアルフローから、社会全体のネットワークを見直す必要があります。持続可能な社会を目指す上で課題は様々で、それら多元方程式を解く一つのカタチとして、「小木土家」は2030年のスタンダードを目指しています。素朴な木と土の器での豊かな暮らしを体験していただき、これからの住まいづくりを考える機会になれば幸いです。
■「祇園の家」でのSDGsに向けての主な取組み
・国産の無垢材や土など自然素材を材料として使う。→目標12. 持続可能な生産消費形態を確保
・次世代省エネ基準をクリア、ゼロエネ相当。→目標7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
・日本の気候に合った室内環境で、家族の健康を守る。→目標3.すべての人に健康と福祉を
【祇園の家】
外壁の工事が完了し、足場がとれました。
杉板15mmと砂漆喰15mmの外壁。
杉と漆喰の景色がどのように変わっていくのかとても楽しみで、10年後、20年後の姿を想像するだけでワクワクします。
【祇園の家】
外壁に砂漆喰下塗り中です。
木ずり下地に砂漆喰を塗り込んでいきます。
モルタル下地よりシンプルで良いですね。
【祇園の家】
造作工事、最難関の廻り階段組立中です。
ジグザクと「ささら」の取付完了して、2階までようやく届きました!
これから段板、蹴込板と順に取付していきます。
【祇園の家】
木小舞が完成しました。これからいよいよ土壁塗りが始まります。
土壁塗りの見学会、体験会を下記の日程で開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。
参加費無料です。電話、メール、メッセージなどで申込みをお願い致します。
日時:2019年9月1日(日)10時から12時
場所:祇園の家(古市橋駅から徒歩5分ほど)
駐車場はありませんので、お車でお越しの場合はコインパーキングをご利用ください。
土壁塗り体験は定員8名ほど、汚れても良い服装でお越しください。お子さんも参加できます。
生の土の感触や香りをぜひ体験してみてください。
参考動画 小さな木と土の家 納戸の土壁塗り (僕が自宅納戸を塗ってます。)
【祇園の家 建前のお知らせ】
祇園の家の建前を7月の25、26日に予定してます。伝統構法の木組みを手起こしにて組立ます。応援して頂ける大工さんをあと1〜2名募集してますので、参加希望の方は是非ご応募下さい。
また見学希望の方は、メッセージ、コメント下さい。詳しい場所などご連絡致します。古市橋駅から徒歩5分です。住宅街で駐車場はありませんので、できるだけ公共交通機関でお越し頂ければと思います。
建前のハイライトはスタートダッシュ、25日の8時から10時です。
伝統構法の特徴は、木の柔らかさ、柔軟性を生かして、人命第一に建物の倒壊を防ぐ工夫にあります。そういった木の特性を感じるには建前に参加、見学して頂くのが一番です。現代では貴重な機会を出来るだけ多くの方と共有したいと思います。
【祇園の家】
地元の安神社様により、地鎮祭が執り行われました。
お日柄、天気ともにとても良く、青空がとても清々しかったです。
これからいよいよという気持ちをみんなで共有できる良い機会となり、棟梁としても、より一層気が引き締まりました。