【みくまりの家】
9月から取り組んてきた新築の刻みもラスト3本。
年末に建前予定で、棟梁にとっては答え合わせ。不安と期待が入り交じります。気持ち良く年越しできますように!
伝統構法「木と土の家」の住まいづくり。第4回は「通柱の墨付け、超仕上げ」です。
墨付けで一番難しい通柱。今回はそんな通柱の墨付けから、超仕上げの様子までをまとめました。
廃線となった旧三江線、島根県邑南町のある「宇都井駅」でトロッコ体験。 地上20mで日本一高く別名「天空の駅」と呼ばれていました。NPO法人「江の川鐵道」(邑南町)の主催。宇都井駅を出発しトンネルを抜け、広島との県境、江の川に掛かる橋までのコースを往復します。帰りは快速運行で気持ちよかったです。宇都井の街並みも楽しめます。 近くには今年2020年に元医院を改修しオープンしたカフェ&ベッド「うづい通信部」もあります。地酒玉櫻の酒粕入り「牛すじデミカレー」が美味しかったです。1日5食限定なので予約をおススメします。 これから紅葉の季節はさらに景色が楽しめると思います。ぜひお出かけください。
簡単にできるコーヒー豆を使った死節、抜節の埋木の仕方を紹介します。
無垢の木の埋木には自然素材のコーヒー豆がぴったり。近くで見ないとわからないくらいと思います。
削った時にはほのかにコーヒーのビターな香りがします(笑)。
昨日、おおなんDIY木の学校の共通科目10/3-4が無事終了いたしました! 受講生の皆様、佐々岡先生、お疲れ様でした(^^) 今年度は密を避けるために少人数ではありましたが、お一人にお一人に細やかな指導が行き届き、満足度の高いプログラムにな...
おおなんdiy木の学校さんの投稿 2020年10月5日月曜日
コロナ禍で遅れてましたが、今年も無事開校出来てよかったです。
2日かけて道具の使い方、木の加工の仕方を一通り学べます。今年は少数開催で、一人ずつに道具があったので、しっかり実習できました。
これからは自分の暮らしは自分で作る時代。材料や道具もネットやホームセンターでいろいろ入手できます。DIYを楽しみましょう!
【みくまりの家】
伝統構法「木と土の家」の住まいづくりの様子をシリーズで発信していきます。第1回は墨付けを始める前につくる「1/30の軸組模型づくり」です。
墨付けの予行演習にもなるので、実際の墨付けと同様に1/30の「尺杖」を作って、模型づくりを進めていきます。墨付けのときはこの模型を使い、立体的に見ながら木の組み方などを決めていきます。
これから自然の素材を使った手作りの住まいづくりをできるだけくわしく伝えていきたいと思います。
引出しの上にのせて使う小物トレーの使い方をまとめました。
引出しの上をスライド出来て、小物の整理に便利です。
大工が作る引出しの作り方まとめました。
無垢の木を使って、シンプルで丈夫な作り方。
永く使ってもらえます。
【白木町の家】
窓から見える田んぼの風景。
大事に育てているお米を眺めながらの田舎暮らし。
ホントにうらやましいですね。
【みくまりの家】
この夏、工事開始予定の「木と土の家」。
計画が進行中です。
ご夫婦と3姉妹のための住まい。
写真はスタディのために作った1/100模型。
全体的なバランスの確認や、実際の暮らし方を想像してもらうために作ります。
身近な自然の素材を使った素朴な住まいなので、その雰囲気が伝わるといいなと思います。
もともと自宅でデスクワークをしてきたので、これから本格的にリモートワークを検討されている方に、おススメ紹介します。
日中はできるだけ外で仕事して、デスクワークは帰宅して自宅でしてますが、打合せなどのために持ち出すことも多いので、これまでノートPCをメインに仕事してました。ただどうしてもCAD作業やマルチタスクをしようとすると画面が小さく仕事しずらかったです。デスクトップの購入も考えましたが、PC2台を使い分けるのもデータの管理やそれぞれにソフトなどそろえなくてはいけないなど面倒そうでした。
いろいろ試しながら、現在は写真のようなスタイル。ノートPCをメイン機にして、ディスプレイとキーボードで機能を拡張、ノートPCのディスプレイをサブとして利用しています。
この環境で特におススメしたいのが、USB-Cで給電可能なディスプレイ。USB-CケーブルでノートPCとディスプレイをつなぐだけで、ノートPCからの映像出力とディスプレイからノートPCへの給電が同時にできます。つまり、ケーブル1本つなぐだけでいいので、机の上がすっきりするのはもちろんですが、机の下にノートPC用の大きなACアダプターも必要なくなります。また、ケーブルを抜くだけで外に持ち出すことができます。
それとディスプレイを4Kにすることで(ノートPCも4Kのものがあります)、紙に出力するより画面のほうがきれいなので、図面のチェックなど紙に出力することがかなり減らすことができます。またドット感がないので見やすく作業に集中できます。一度4Kを使うと元には戻れません(笑)。
働き方がさらに多様化する中、自分に合ったスタイルを見つけることが大事だと思います。在宅勤務など検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
家の前の川に蛍が飛ぶ季節となりました。
蛍雪の功とまではいきませんが、子供たちの集めた蛍をリビング照明に!
【白木町の家】
古民家改修工事も大詰めとなり、家具の製作を続けています。
お客さんの暮らしに必要な家具や道具はご要望があれば、できるだけ手作りで製作したいと思っていて、テーブル、ベッド、ソファなどいろいろ作ってきましたが、なかでも一番難しいのが椅子です。
体にフィットする寸法、長く使える強度、シンプルで暮らしに馴染むデザインなどなど。
柔らかい杉を使った椅子を試行錯誤してきて、ようやく行き着いたのがこの「6」を二つ重ねた形でした。
自宅で約3年の実用試験を経て十分な強度も確認できたので、ダイニングチェア「66」(ロクロク)として家具のラインナップに追加したいと思います。
暮らしの器としての住まい、そして家具。シンプルで素朴に質素に、ひとつひとつ丁寧に手作りしていきたいと思います。
【祇園の家】
初期メンテで伺い、動きの悪くなっていた建具など調整させてもらいました。
ダイニングにある銅製のペンダント。
無垢の木と土と無垢の銅。
これからの経年変化が楽しみです。
【白木町の家】
無垢の木を使ったオリジナルキッチンの製作、約1ヵ月の工程を定点観測し、タイムラプスにまとめました。
一つ一つお客さんの使い方や暮らし方に合わせて手作りしています。自然素材を生かした住まいにはやっぱり、無垢の木を使った手作りのキッチンが似合います。
外出自粛要請で、娘のバレエも自宅でオンラインレッスンとなりました。
これからはこういう光景が普通になるのかもしれませんね(笑)。
親としては普段見れない様子が見れて良かったです。
小学校が臨時休校で、子連れ大工となりました(笑)。
再開から1週間ちょっとでまた休校ということで、子供を持つ親は皆さん大変かと思いますが、これも良い機会ととらえて子供としっかり向き合いつつ、臨機応変、乗り切りたいと思います。
【雑木の小道】
春一番に咲く、ピンクユキヤナギ。
春の訪れを知らせてくれます。
【祇園の家】
外構工事が終わりました。
アプローチは土モルタル仕上げ。建物と調和して、だんだんと風合いが増します。
リビング前のデッキは、格子に囲まれて落ち着く場所になりました。
植栽が入って緑が増えると良い雰囲気になると思います。
玄関灯が納期6月なので、それがつく頃が完成になりそうです。
木材市場へ仕入れた木材の引き取りに行きました。
無垢の木をふんだんに使った住まいづくりのために、できるだけ市場でまとめて仕入れるようにしています。
まとめて購入することで、一般流通価格の半分以下の値段で入手することができます。
木材市場は「下げ市」といって、だんだんと値段が安くなっていき最初に手を挙げた業者が仕入れることが出来ます。一般的な魚市場などの「上げ市」と違って、せり人が少しずつ値段を下げていくのを、買付業者はじっと聞いているので、とても静かで独特の緊張感があります。今回もダンプ2台分仕入れることができました。
市場にある材料は製材しただけの状態のものが多いので、桟積みして6カ月以上自然乾燥させてから使っています。また乾燥の仕方についてもお伝えできればと思います。
【白木町の家】
古民家は南側が開放的な造りになっているので、耐力的に弱いことが多いです。白木町の家では、耐震補強として、「格子の耐力壁」を2ヶ所に追加しました。古民家は木の柔らかさ(靭性)を活かした粘り強い柔構造で作られていて、木組みのめり込みや、貫、土壁で地震の力を吸収しながら、減衰させる仕組みになっています。そのため、一般的な筋交いや構造合板による耐力壁では固すぎで、その部分に地震力が集中して破断しまいます。格子の耐力壁は古民家のような柔構造の建物の補強には合っていて、うまく馴染み建物の倒壊を防いでくれます。
また意匠的にもアクセントになり光や風も通すので良いと思います。筋交いを入れるよりも材料も手間もかかりますが、それ以上の効果と安心感があり、古民家改修にはおすすめです。
ワークショップ「き」組が東京で開催している「木組のデザイン」ゼミナールにて、1コマ講座を担当させていただくことになりました。理論講座「木組の家の実践」ということで、伝統の木組と土壁を活かしつつ、高い省エネ性能を実現した「小木土家」の設計施工手法を中心に、なぜ伝統構法の住まいがこれからの日本に必要なのか、理論・思想を総括し、ここでお話ししたいと思います。
ゼミは17期を迎え、伝統構法の木組を学ぶため全国から建築の実務者の方々が集まっています。日本の木組の特徴は、木の靭性を活かした粘り強い構造形式にあります。大きな地震が起きたときに変形し、エネルギーを吸収、減衰させていく仕組みです。脆性破壊を起こしにくい構造ともいえます。なぜ日本では長い歴史の中でそのような構法にたどり着いたのか、それは自然のチカラに抗うのではなく、命を守ること、つまり生存空間の確保を最優先にした結果だと思います。
大学などでも在来工法を少し教えるくらいで、日本の伝統構法を教えることはほとんどありません。木造をよくわからないまま、設計の実務をこなしている方も多いのではと思います。こういった場でじっくりと日本の木造建築について学んでみてはいかがでしょうか。詳しい内容や申し込みは下記サイトからどうぞ。
一般社団法人ワークショップ「き」組HP 募集「木組のデザイン」ゼミナール第17期
【白木町の家】
古民家再生の2期工事がスタートしました。
2期工事は、主にLDKの改修で、まずは床、壁、天井全て解体撤去します。
ボードなどで隠れていた天井裏や床下などの様子が分かってきました。もともとは別の場所に建っていたものを移築されているそうで、その時に元の木組みを延長する形で建築されていました。それをさらに途中で増築しているので、何段にも梁を入れて、さらに鉄のCチャンネルで補強などしている状態で、かなり無理やりな工事がされてました。
これからも安心して暮らせるように、構造的に弱い部分はしっかりと補強をして工事を進めていきたいと思います。今回は垂直荷重で弱い部分には新たに柱を追加し、水平荷重に対して弱い部分には、格子の耐力壁を追加することにしました。伝統構法の住まいの特徴は、地震力を木組みや土壁で吸収しながら減衰させていくことにあるので、そういった特徴を生かしながら補強していきたいと思います。
明けましておめでとうございます!
写真は、昨年「木の建築賞」授賞式参加のため、家族で東京旅行したときの一枚。これまで取り組んできたことを評価していただき、賞を受賞できたことは、とても嬉しい出来事でした。
そして、春からは「小木土家」をモデルにした「祇園の家」を作ってきました。年末に引越しが済み、自分の作った住まいで子供が無邪気に笑い、歌ってる様子を見ると1年頑張ってきたことが報われるようで、これからも豊かな暮らしのできる住まいづくりで、家族を幸せにできるような仕事をしていきたいと思いました。
課題や迷いも多いですが、自分なりに一つずつ取り組んでいきたいと思いますので、今年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い致します。