「休日びより たくさん家」をWORKSに追加しました。
古民家をレストランに改修しました。スタッフの皆さんやワークショップ参加の人たちと協力して出来た思い出深い仕事です。よろしければご覧ください。
【LOG】
インドの建築集団スタジオムンバイによる尾道でのプロジェクト「LOG」、アプローチの木工事を担当させていただきました。
石段往復60回、搬入大変でしたが、プロジェクトの顔となる部分を作らせていただき、とても名誉な仕事でした。
「LOG」とは-Lantern Onomichi Garden-の略、「尾道にあかり(ランタン)を灯す」という意味で、元はコンクリート造のアパートを多目的な空間を併設する宿泊施設にリノベーションしています。12月7日にオープンで、尾道の新名所として注目されています。
建物内部は手漉きの和紙や土などの自然素材を使い、職人の手仕事で作られ、独特な感性がひかる落ち着いた空間となっています。
短期間の工事でしたが、作る過程からいろいろ経験させていただき、とても刺激を受けました。
【小さな木と土の家】
増築中の納戸に土壁を塗りました。
上手く塗れるようになってくると楽しくなりますが、一枚塗り終えると腕が上がらなくなります。
納戸なので中塗りせず、このまま乾燥させて荒壁仕上げにしたいと思います。
また完成したら報告します。
「木と土の建築展」取材記事が本日の中国新聞朝刊8面に掲載されてます。
ぜひご一読ください。
「木と土の建築」開催のお知らせ
11月1日(水)~6日(火)に宇品にあるTOTOショールームにて、hiroshima-architects展「木と土の建築」を開催します。
木や土の自然素材の魅力や質感を感じてもらうことはもちろん、それらの素材を使った建築を体験していただけるような空間展示も準備中です。職人らしく手仕事の楽しさを伝えれたら良いなと思ってます。
また3日(土)のギャラリートークでは、僕がそういった素材とどう向き合い建築の在り方を考えているのか、大学から修業時代、現在に至るまでの半生と共にお話しさせていただく予定です。
展示内容などまたお知らせしていきたいと思います。
ぜひ皆さま会場へお越しください。
建築コンクール「木の建築賞」にて、「小さな木と土の家」が1次選考を通過し、熊本県で開催される2次選考にノミネートされました。
「木の建築賞」は木の建築フォラム主催で全国を4ブロックに分け、4年に一度オリンピック形式で開催されています。公開で行われる2次選考は、10分間のプレゼンテーションと4分間の質疑応答で審査されます。
木造建築を専門とされる方たちの前で発表するのは緊張しそうですが、今、自分の考えていることをしっかり伝えたいと思います。なによりそんな方たちの集いに参加できることが一番楽しみです。
【休日びより たくさん家】
無事に完成、引渡しを迎えることが出来ました。
ここからオープンに向けて、スタッフの方たちにバトンタッチです!
築109年の古民家を本格的なレストランにリノベーションということで、厨房や足湯、循環の川、大型の浄化槽など設備工事が複雑で苦労しましたが、全て順調に稼働してくれました。
残工事いろいろ残ってますが、最後までしっかり仕上げていきたいと思います!
【記憶を紡ぐ家】
移転建替え工事が本格的にスタートしました。
まずは「キノコ」の切妻、瓦屋根仕様で倉庫を建てます。
解体完了期限までの工期があまりないので、解体工事と同時並行になりますが、
「記憶を紡ぐ家」のコンセプトモデルになるので、じっくりこだわりたいと思います。
【記憶を紡ぐ家】
設計開始から1年ほどかかりましたが、無事に造成工事が完了しました。
この住まいは5年ほど前に改修工事を担当しました。
ご家族はこの建物にとても愛着をもっておられ、これからも少しずつ改修していく予定でしたが、
4年前の豪雨災害により、防災用道路建設が計画され立退き対象となりました。
100年以上の歴史を持つこの建物の記憶を、新たな住まいへ紡いでいくことがコンセプトとなります。
さまざまな素材、記憶のかけらを、一つの建築にどう紡いでいくか思案中です。
蔵の整理、倉庫の建築、残す素材選びなど、これから解体工事に向けての作業が開始します。
【たくさん家】
増築などを繰り返して屋根の形がいびつになっていたので、母屋の下屋部分の瓦を葺き直し、元のすっきりとした屋根に戻しました。
思ってたより苦労したので、瓦がきれいの並んでるのを見て少し感動しました。
やっぱり古民家には瓦が似合いますね。
【休日びより たくさん家】
本日開催予定の土壁ワークショップは、大雨のため延期となりました。
次回、7月15日(日)に開催予定です。
FBイベントページ→◆イベント延期のお知らせ◆参加型diy体験【土と遊ぼう~土壁塗り体験~】
興味ある方はぜひご参加ください。
【休日びより たくさん家】
土のワークショップに向けてのプレワークショップ。
学生さん達と日干しレンガのサンプルを作りました。
土、砂、ワラ、水の配合を変えて、いろいろ試しました。
木型から土を抜くのが難しく、試行錯誤して、ようやく上手く抜けるようになりました。
木型の作り方と抜き方が大事なようです。
これから、乾燥させてそれぞれの硬さなどを確かめたいと思います。
蔵の解体で出た土がたくさんあるので、日干しレンガにして、いろいろなものを作っていきたいと思います。
来週7月7日(土)に土のワークショップを開催します。
現在、大人7名、子供6名、参加申込みいただいています。
定員20名まで参加可能ですので、興味のある方はぜひお申込みください。
詳しくはこちら!
FBイベントページ→ 参加型diy体験【土と遊ぼう~土壁塗り体験~】
告知チラシ → 土壁WS開催のお知らせ
【たくさん家】
イベントを企画させていただきました!
現在、改修中の古民家レストラン「たくさん家」にて、土壁WSを開催します。
土は再利用可能でエコな素材。その蓄熱性や調湿性は日本の多湿な気候に合わせて上手く利用すれば、室内を快適にしてくれます。
たくさん家の改修では、今後処分がより難しくなる石膏ボードを出来るだけ使わず、蔵の解体で出た土の再利用に挑戦しています。大量生産、大量消費社会から、持続可能な循環型の社会への変換を迫られる現在において、土は魅力的なマテリアルです。
自然素材の良さは、実際に触れてみないとなかなか理解できないし、今、スタッフの人たちと一緒に壁塗りしてて、こんなに楽しいことぜひ皆さんにも体験してほしくて、企画書出したらOKもらえました。
こんなWSはなかなかできない貴重な機会です。
子供にも土の魅力知ってほしいので、泥のプール作ります。
上手く出来るか不安なところもありますが、みんなで知恵出しあって、協力して、ワイワイ楽しく、良いもの出来たらと思ってます。
現在、大人6名、子供5名、参加申込みいただいてます。
興味のある方はぜひご参加ください!
【たくさん家】
土屋さんにて。
「にが土」について教えてもらいました。
池や田んぼの防水用に使われる土です。
土のチカラや特徴をつかんで、水、石灰、ニガリ、砂などを配合して、使い方にあった土にします。
実際に使いながら、土の感触を覚えていくことが大事だということがよくわかり、とても勉強になりました。
自然の素材は、性質がばらばらだから、それを見極めて使っていくっていうのは、木も土も一緒なんだと実感しました。
【たくさん家】
敷居の裏から棟梁の記名を発見しました。
「明治四拾弐年酉九月中旬調之 國本達兵衛作」
「明治42年酉(とり)年の9月中旬に國本達兵衛が建てた」という意味だと思います。
明治42年は西暦1909年で、109年前です。
「調之」は「建之(これたつ)」や「建立(こんりゅう)」と同じ意味だと思うのですが、調べてもわかりませんでした。
どなたか分かる方はぜひお知らせください。
敷居の裏に名前を残すというのは、とても珍しいですね。
普通は棟木は棟札に記してあります。
國本達兵衛さんの何かこだわりなんですかね。
達兵衛さんも自分の建てた家が100年以上先に、レストランになるとは思わなかったでしょうね。
新緑の三段峡にて。
雪解けの渓流、多様な植栽、しっとりと清々しい空気。
新たな魅力をいろいろ教えてもらいました。
またじっくり訪れたいです。
【記憶を紡ぐ家】
建替えのための敷地の造成工事が進行中です。
狭い場所での工事で大変そうですが、順調に進んでます。
日程に変更があり、主屋の解体までタイトなスケジュールになりそうですが、
出来るだけ部材を残せるよう、あせらず、こつこつ進めていきたいと思います。
建築の業界紙「中建日報」に知事賞受賞の記事が掲載されました。
「木造住宅の新たな方向性を示している」という解説は、計画の趣旨を理解していただけたようで嬉しかったです。
ぜひご一読ください。
「小さな木と土の家」の昨年1年分の電気料金の明細を公開します。
1月9,884円、2月14,268円、3月17,853円、4月17,398円、5月8,717円、6月6,966円、7月7,495円、8月8,946円、9月8,032円、10月7,777円、11月8,433円、12月11,726円で、合計127,495円でした。一月あたりに換算すると10,625円/月です。
オール電化住宅で、ガスや灯油、薪などは一切使っていないので、電気代がそのまま「小木土家」の年間光熱費となります。食器洗い乾燥器、洗濯乾燥機は毎日1回以上使っていて、月々1万円ちょっとの電気代で納まっているので、とても良い結果だと思います。
4月の電気代が高いような気がするので、もう少し節約すれば、1万円を切ることも可能ではないかと思っています。
来月からは、太陽光発電が稼働するので、純粋な電気代は計算しづらくなるのですが、また発電についても報告します。
ひろしま住まいづくりコンクール2017にて「小さな木と土の家」が広島県知事賞を受賞しました。
昨年の11月の現地審査で、審査委員の方々に実際に我が家を見ていただき、今回のような最高の評価をしていただけたことをとてもうれしく思っています。
初めての試みもたくさんありましたが、結果、うまく出来たんじゃないかと思い、このコンクールを発表の場としました。「小木土家」で考えたこと、経験したこと、出来て感じたことなどまとめました。応募資料を上に載せていますので、ぜひご覧ください。
今回の住まいづくりでは、たくさんの人に協力していただき、本当にありがとうございました。これからも良い住まい、豊かな暮らしを提案していきたいと思います。
広島県の審査結果発表はこちら→ 「ひろしま住まいづくりコンクール2017」審査結果
価格や仕様はこちら→ MODEL 小さな木と土の家
明けましておめでとうございます。
元旦に可部の福王寺へ初詣。
2日から妻の実家、大分で子供たちとしっかり遊びました。
遊び過ぎで疲れも残ってますが、徐々に体調を戻していきたいと思います。
今年は本日より始動です。
いつも山にこもって仕事しているので、多くの出会いはないですが、
小さな出会いの積み重ねで、今の自分が支えられているとつくづく感じています。
自分を信じてくれる人の期待に応えられるよう、今年一年、しっかりと励みたい思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。