【白木町の家】
窓から見える田んぼの風景。
大事に育てているお米を眺めながらの田舎暮らし。
ホントにうらやましいですね。
【白木町の家】
古民家改修工事も大詰めとなり、家具の製作を続けています。
お客さんの暮らしに必要な家具や道具はご要望があれば、できるだけ手作りで製作したいと思っていて、テーブル、ベッド、ソファなどいろいろ作ってきましたが、なかでも一番難しいのが椅子です。
体にフィットする寸法、長く使える強度、シンプルで暮らしに馴染むデザインなどなど。
柔らかい杉を使った椅子を試行錯誤してきて、ようやく行き着いたのがこの「6」を二つ重ねた形でした。
自宅で約3年の実用試験を経て十分な強度も確認できたので、ダイニングチェア「66」(ロクロク)として家具のラインナップに追加したいと思います。
暮らしの器としての住まい、そして家具。シンプルで素朴に質素に、ひとつひとつ丁寧に手作りしていきたいと思います。
【白木町の家】
無垢の木を使ったオリジナルキッチンの製作、約1ヵ月の工程を定点観測し、タイムラプスにまとめました。
一つ一つお客さんの使い方や暮らし方に合わせて手作りしています。自然素材を生かした住まいにはやっぱり、無垢の木を使った手作りのキッチンが似合います。
【白木町の家】
古民家は南側が開放的な造りになっているので、耐力的に弱いことが多いです。白木町の家では、耐震補強として、「格子の耐力壁」を2ヶ所に追加しました。古民家は木の柔らかさ(靭性)を活かした粘り強い柔構造で作られていて、木組みのめり込みや、貫、土壁で地震の力を吸収しながら、減衰させる仕組みになっています。そのため、一般的な筋交いや構造合板による耐力壁では固すぎで、その部分に地震力が集中して破断しまいます。格子の耐力壁は古民家のような柔構造の建物の補強には合っていて、うまく馴染み建物の倒壊を防いでくれます。
また意匠的にもアクセントになり光や風も通すので良いと思います。筋交いを入れるよりも材料も手間もかかりますが、それ以上の効果と安心感があり、古民家改修にはおすすめです。
【白木町の家】
古民家再生の2期工事がスタートしました。
2期工事は、主にLDKの改修で、まずは床、壁、天井全て解体撤去します。
ボードなどで隠れていた天井裏や床下などの様子が分かってきました。もともとは別の場所に建っていたものを移築されているそうで、その時に元の木組みを延長する形で建築されていました。それをさらに途中で増築しているので、何段にも梁を入れて、さらに鉄のCチャンネルで補強などしている状態で、かなり無理やりな工事がされてました。
これからも安心して暮らせるように、構造的に弱い部分はしっかりと補強をして工事を進めていきたいと思います。今回は垂直荷重で弱い部分には新たに柱を追加し、水平荷重に対して弱い部分には、格子の耐力壁を追加することにしました。伝統構法の住まいの特徴は、地震力を木組みや土壁で吸収しながら減衰させていくことにあるので、そういった特徴を生かしながら補強していきたいと思います。
【白木町の家】
白木町で古民家再生工事がスタートしました。まずは1期工事の解体から。来年の春完成予定です。
1期工事では、風呂、洗面、トイレ、寝室を作ります。お風呂は現代版の五右衛門風呂、「直焚き風呂」を設置予定です。