小さな木と土の家

木と土の住まいづくり

木と土の住まいづくり
木と土の住まいづくり

『みんなでつくる中国山地004号』に、「木と土の住まいづくり」と題して寄稿させていただきました。伝統に生きる大工として、これまでの経験、今考えていること、これからのことなど綴ってみました。そのほか、『住まう』をテーマに中国山地で暮らしている人たちの取材記事がたくさん掲載されています。

現在進行形の中国山地の姿を取材した内容で、年1回発行で100年続けることを目標としています。貴重な記録になると思います。ぜひお買い求めに上、ご一読ください。

 

年刊誌『みんなでつくる中国山地』004号、発売

新しい家族の”わかば”

新しい家族の”わかば”
新しい家族の”わかば”

我が家に家族が1匹増えました。ヨーキーのメス5歳で、名前はわかば。引退犬を引取りました。1週間ほどですが、うちでの暮らしにも慣れてきました。第2の人生、楽しんでもらえたらと思います。

住宅建築10月号に「小木土家」と「キノコ」掲載

住宅建築10月号 山から住まいへ
住宅建築10月号 山から住まいへ

住宅建築10月号の特集”山から住まいへ”に、自邸「小木土家」とアトリエ「キノコ」が掲載されました。

 

竣工からそれぞれ5年と7年で、周囲の環境とも馴染み味わいの増した姿と、今感じていることを記録として残せたこと、嬉しく思っています。この住まいを作ってよかったのは、「木と土の家」を自信をもっておススメできるようになったこと。ホントに心地よいですよ(笑)。”県知事賞”や”木の建築賞”をいただけたことで多くの反響があり、全国からお問合せいただいています。伝統構法の住まいの良さ、少しでも伝えていけたらと思っています。

 

ぜひお買い求めの上、ご覧ください!

 

 

睡蓮

睡蓮は夜閉じて睡眠するから”睡蓮”
睡蓮は夜閉じて睡眠するから”睡蓮”

自宅の水鉢。

 

睡蓮の花って毎日同じ花が咲いてるな~って思っていたら、朝咲いて、夜閉じるを3日繰り返すんですね。

 

睡眠するから”睡蓮”だそうです。前から気になっていたことが分かって、妙に納得しました(笑)。

 

 

 

邑南町の家

邑南町の家、基本プラン
邑南町の家、基本プラン

 

【越し屋根のある家】

 

島根県邑南町にて新たな住まいづくりが本格始動しました。今回は距離的に遠いこともあり、地元の工務店に施工をお願いし、企画、設計を担当します。これまでは「小木土家」をモデルにした「木と土の家」を設計施工で作ってきましたが、その間いろいろな仕様、納まりを検討して、標準化に取り組んできました。それは、木組みや土壁の住まいに住みたい、作りたいという人に自分の技術やノウハウをできるだけ分かりやすく伝えることができるようにという思いからです。今回は意欲的に取り組んでいただける工務店さんと出会えたことで、設計だけということになるので、これまで培ってきたことをどこまでうまく伝えられるか、自分としても新たな挑戦になります。

 

邑南町とは、関係人口創出事業の「おおなんDIY木の学校」の講師という立場で関わらせていただいてますが、面白い企画やスポットが次々に生まれてきていて、これからの生き方を模索する人たちが集まってきていると感じます。そういった人たちのコミュニティとして「みんなでつくる中国山地百年会議」というものがあり、百年かけて中国山地の活動を記録していきます。この住まいはその事務局にもなるので、新しい住まいづくり、田舎暮らしの形を提案していけたらと思っています。

 

「木と土の家」は伝統構法の木組や土壁を生かしつつ断熱材をプラスすることで、標準で次世代省エネ基準をクリアしています。現在主流の住まいは室内に湿気を閉じ込める防湿型の住まいですが、土壁を使うことで透湿型の住まいづくりができます。日本の気候に合った住まいという意味で「木と土の家」はこれからの日本の住まいのスタンダードになる可能性が十分にあると思っていて、その第一歩として今回の住まいを実現できるようこれから努力していきたいと思います。

 

在宅のワークスタイル

ノートPCをメインにした自宅でのワークスタイル
ノートPCをメインにした自宅でのワークスタイル
USB-Cで映像出力と給電が可能
USB-Cで映像出力と給電が可能

もともと自宅でデスクワークをしてきたので、これから本格的にリモートワークを検討されている方に、おススメ紹介します。

 

日中はできるだけ外で仕事して、デスクワークは帰宅して自宅でしてますが、打合せなどのために持ち出すことも多いので、これまでノートPCをメインに仕事してました。ただどうしてもCAD作業やマルチタスクをしようとすると画面が小さく仕事しずらかったです。デスクトップの購入も考えましたが、PC2台を使い分けるのもデータの管理やそれぞれにソフトなどそろえなくてはいけないなど面倒そうでした。

 

いろいろ試しながら、現在は写真のようなスタイル。ノートPCをメイン機にして、ディスプレイとキーボードで機能を拡張、ノートPCのディスプレイをサブとして利用しています。

 

この環境で特におススメしたいのが、USB-Cで給電可能なディスプレイ。USB-CケーブルでノートPCとディスプレイをつなぐだけで、ノートPCからの映像出力とディスプレイからノートPCへの給電が同時にできます。つまり、ケーブル1本つなぐだけでいいので、机の上がすっきりするのはもちろんですが、机の下にノートPC用の大きなACアダプターも必要なくなります。また、ケーブルを抜くだけで外に持ち出すことができます。

 

それとディスプレイを4Kにすることで(ノートPCも4Kのものがあります)、紙に出力するより画面のほうがきれいなので、図面のチェックなど紙に出力することがかなり減らすことができます。またドット感がないので見やすく作業に集中できます。一度4Kを使うと元には戻れません(笑)。

 

働き方がさらに多様化する中、自分に合ったスタイルを見つけることが大事だと思います。在宅勤務など検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

 

蛍の明かり

集めた蛍をリビング照明に
集めた蛍をリビング照明に

家の前の川に蛍が飛ぶ季節となりました。

 

蛍雪の功とまではいきませんが、子供たちの集めた蛍をリビング照明に!

メジロの子育て

抱卵中のメジロ
抱卵中のメジロ

今朝、涼しい内にと思い、庭の手入れをしていると、カツラの木に小さな鳥の巣を発見。卵が4つ。しばらく様子を見ていると親鳥が戻ってきてメジロだとわかりました。小枝や苔などでできたとても小さな巣でした。

 

雑木と下草を植えた小さな庭ですが、いろんな生き物の住処になっていて、日々発見や学びがあります。

 

しばらくはヒナの孵化を楽しみに、家族でメジロの子育て観察しつつ、そっと見守りたいと思います。

 

 

巣箱づくり

手作りの巣箱
手作りの巣箱

【雑木の小道】

子供たちと庭に置く巣箱を作りました。

 

どこにも行けないし、家で楽しみが増えるようになれば良いなと。

ネットで調べると作り方や図面が紹介されててとても参考になりました。

 

入り口は27~30mmくらいがよいそうです。

底には水抜き用の穴。メンテナンスできるように屋根は開閉式に。

 

あとは気長に待ちたいと思います。

 

 

自宅でレッスン

自宅でレッスン
自宅でレッスン

外出自粛要請で、娘のバレエも自宅でオンラインレッスンとなりました。

これからはこういう光景が普通になるのかもしれませんね(笑)。

 

親としては普段見れない様子が見れて良かったです。

 

 

春の訪れ、ピンクユキヤナギ。

ピンクユキヤナギ
ピンクユキヤナギ

【雑木の小道】

 

春一番に咲く、ピンクユキヤナギ

 

春の訪れを知らせてくれます。

 

 

明けましておめでとうございます

「木の建築賞」授賞式
「木の建築賞」授賞式

明けましておめでとうございます!

 

写真は、昨年「木の建築賞」授賞式参加のため、家族で東京旅行したときの一枚。これまで取り組んできたことを評価していただき、賞を受賞できたことは、とても嬉しい出来事でした。

 

そして、春からは「小木土家」をモデルにした「祇園の家」を作ってきました。年末に引越しが済み、自分の作った住まいで子供が無邪気に笑い、歌ってる様子を見ると1年頑張ってきたことが報われるようで、これからも豊かな暮らしのできる住まいづくりで、家族を幸せにできるような仕事をしていきたいと思いました。

 

課題や迷いも多いですが、自分なりに一つずつ取り組んでいきたいと思いますので、今年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い致します。

 

木の建築賞、表彰式

第14回木の建築賞、表彰式にて木の住宅賞を受賞
第14回木の建築賞、表彰式にて木の住宅賞を受賞

「第14回木の建築賞」で「小さな木と土の家」が「木の住宅賞」を受賞し、東京大学弥生講堂にて表彰式が開催されました。

 

せっかくの東京ということで、旅行をかねて家族で参加させていただき、子供たちにとっても良い思い出となりました。

 

「木の建築賞」はNPO木の建築フォラム主催で、「いま、求められる木の建築・活動とは」というテーマで選考されていて、これからの未来に向けて伝統の木の住まいとはどういったものか、大工として自分にできることは何なのか、といったことを考えながら、計画、建築してきた「小さな木と土の家」を、建築の過程やコンセプト、デザインをまとめるといった意味で、応募しました。

 

荒削り、不十分な部分も多々ありましたが、これからの建築としてのポテンシャルを評価していただけたのでないかと思っていて、今回の受賞を励みにこれからさらに「小木土家」を発展、展開させていけたらと思っています。

 

審査結果発表はこちら→  第14回木の建築賞

「小さな木と土の家」についてはこちら→  MODEL   小さな木と土の家

 

 

 

「木の建築賞(木の住宅賞)」を受賞

第14回木の建築賞にて、「小さな木と土の家」が「木の建築賞(木の住宅賞)」を受賞しました。

 

昨年のエントリーから、1次書類選考、2次公開プレゼン、3次現地審査と、厳正な審査過程でしたが、小さな住まいをしっかりと評価していただけてとても嬉しく思っています。

 

「小木土家」を計画、建築するにあたって、様々な課題や問題にぶつかりましたが、一つ一つ解決していく中で、たくさんの発見やアイデアが生まれました。そして、これからの住まいってどんなのが良いんだろうと考えていく中で、ひとつのカタチとしてまとめることが出来たのでは思い、そういった背景やプロセスも含めて、今回発表させていただきました。

 

初めての試みも多くご支援、ご協力していただいた皆様には本当に感謝しています。誠にありがとうございました。「小木土家」で暮らして2年半となりますが、共に暮らす家族の笑顔がなによりも今、自信となっています。

 

今回の受賞を励みにするとともに、この賞に恥じないように、これからもコツコツと目の前の仕事に取り組んでいきたいと思います。

 

 

木の建築賞 2次選考通過

「木の建築賞」プレゼン風景
「木の建築賞」プレゼン風景

熊本で行われた「木の建築賞」2次選考会にて、「小さな木と土の家」が選考を通過し、3次選考へ進みました。

 

10分のプレゼン、4分の質疑応答の形式で行われ、緊張で少しプレゼンの時間オーバーしましたが、なんとか無事発表できました。その後、審査員の方と応募者が積み木を使ってそれぞれの作品に投票。接戦となりましたが、ぎりぎり選考通過しました。

 

今回の選考会で、審査委員の松井郁夫さんに「良く出来ている」とほめていただけたのが、一番の収穫でした。

 

3次選考は公開の現地審査となりますので、また日程決まったらお知らせしたいと思います。

 

木の建築賞 2次選考会

台風の影響で延期になっていた「木の建築賞」の2次選考会が今週の土曜日、熊本であります。全国を4ブロックに分けて4年ごとに各地域で開催されていて、今年は中四国、九州、沖縄ブロックです。大規模な木造建築が増えていて、いろいろな計画の話が聞けて面白いんじゃないかと思います。

 

僕の発表「小さな木と土の家」は13時15分からです。広島からは一つだけなので、県代表の気持ちで頑張りたいと思います。申込不要です。少し遠いですが、興味のある方はぜひご参加ください。

小さな木と土の家、納戸の土壁塗り


【小さな木と土の家】

 

増築中の納戸に土壁を塗りました。

 

上手く塗れるようになってくると楽しくなりますが、一枚塗り終えると腕が上がらなくなります。

 

納戸なので中塗りせず、このまま乾燥させて荒壁仕上げにしたいと思います。

 

また完成したら報告します。

 

 

 

「木と土の建築」開催中

「木と土の建築」開催中
「木と土の建築」開催中

本日より6日まで「木と土の建築」開催中です。

 

日時:11月1日(木)~11月6日(火)10:00~17:00 入場無料

場所:TOTO広島ショールーム1Fイベントスペース 〒731-0014 広島市南区宇品西4丁目1-36 駐車場あり

ギャラリートーク:11月3日(土)13:30~14:30 申込不要

 

空間展示、模型、図面、スケッチ、写真、映像など、広島に戻ってから6年間の活動をまとめました。3日のギャラリートークでは、大学からこれまでの活動を振り返りながら、発表させていただきます。

 

とても良い機会を与えていただき、精一杯表現させていただきました。

 

ぜひ皆さまお立ち寄りください。

 

 

建築展の記事掲載

中国新聞に掲載された取材記事
中国新聞に掲載された取材記事

「木と土の建築展」取材記事が本日の中国新聞朝刊8面に掲載されてます。

 

ぜひご一読ください。

 

雑木の小道 2nd season

雑木の小道 2nd season
雑木の小道 2nd season

2シーズン目を迎えた雑木の小道。

 

新緑の季節、たくさん芽吹き、若葉が美しいです。

 

いろんな花が次々と咲いて楽しませてくれます。

 

これからは鳥や虫が集まってくるので、子供たちには木陰でちょうど良い遊び場です。

 

 

ひろしま住まいづくりコンクール2017 表彰式

ひろしま住まいづくりコンクール2017 表彰式
ひろしま住まいづくりコンクール2017 表彰式

ひろしま住まいづくりコンクール2017」の表彰式にて、広島県知事賞を頂きました。

 

またこの場所に呼んでいただけるよう、これからも励みます。

 

いただいた表彰状とトロフィーは、我が家の家宝にしたいと思います。

 

 

中建日報に掲載されました。

建築の業界紙「中建日報」に知事賞受賞の記事が掲載されました。

 

「木造住宅の新たな方向性を示している」という解説は、計画の趣旨を理解していただけたようで嬉しかったです。

 

ぜひご一読ください。

 

年間の光熱費はいくら?

「小さな木と土の家」の昨年1年分の電気料金の明細を公開します。

 

1月9,884円、2月14,268円、3月17,853円、4月17,398円、5月8,717円、6月6,966円、7月7,495円、8月8,946円、9月8,032円、10月7,777円、11月8,433円、12月11,726円で、合計127,495円でした。一月あたりに換算すると10,625円/月です。

 

オール電化住宅で、ガスや灯油、薪などは一切使っていないので、電気代がそのまま「小木土家」の年間光熱費となります。食器洗い乾燥器、洗濯乾燥機は毎日1回以上使っていて、月々1万円ちょっとの電気代で納まっているので、とても良い結果だと思います。

 

4月の電気代が高いような気がするので、もう少し節約すれば、1万円を切ることも可能ではないかと思っています。

 

来月からは、太陽光発電が稼働するので、純粋な電気代は計算しづらくなるのですが、また発電についても報告します。

 

 

ひろしま住まいづくりコンクール2017

ひろしま住まいづくりコンクール2017にて「小さな木と土の家」広島県知事賞を受賞しました。

 

昨年の11月の現地審査で、審査委員の方々に実際に我が家を見ていただき、今回のような最高の評価をしていただけたことをとてもうれしく思っています。

 

初めての試みもたくさんありましたが、結果、うまく出来たんじゃないかと思い、このコンクールを発表の場としました。「小木土家」で考えたこと、経験したこと、出来て感じたことなどまとめました。応募資料を上に載せていますので、ぜひご覧ください。

 

今回の住まいづくりでは、たくさんの人に協力していただき、本当にありがとうございました。これからも良い住まい、豊かな暮らしを提案していきたいと思います。

 

広島県の審査結果発表はこちら→  「ひろしま住まいづくりコンクール2017」審査結果 

価格や仕様はこちら→       MODEL   小さな木と土の家

 

 

36歳

たくさんのお祝いメッセージを頂きありがとうございます。
36歳になりました。
 
1年前に「小木土家」が完成し、家族と暮らし始めて、この1年とても充実した日々を過ごすことが出来ました。今年は少しずつ家具も作り、今も納屋を増築中ですが、生活もようやく落ち着いてきました。
 
木を刻んで組み、壁に土を塗った住まいは、修行時代からの憧れであり、いつかは自分もこんな家に住みたいと思っていました。ここで暮らせたことは、大工として貴重な経験でした。そしてなにより、木と土の家はほんとに居心地よく、大工として自信を持っておすすめ出来るようになりました。
5年前の12月に広島に戻ってきて、4日目の11日に息子が生まれました。引越しの片付けも全く出来てなく、かなり慌てたのが今では少し懐かしいですが、そのときこの子に負けないように自分も成長しないとなと思ったことを、毎年この頃、思い出します。子供の成長はとても早く、かなわないなぁと最近感じていますが、父親としてまだまだ負けないように、精進したいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します!

デッキでランチ

デッキでランチ
デッキでランチ

今日は暖かいからデッキでランチ。

 

 

自然乾燥材はどちら?

人工乾燥材と自然乾燥材
自然乾燥材はどちら?

■自然乾燥材はどちら?

木材の乾燥の仕方はいろいろあるけど、大きく分けると大きな窯などで機械的に乾かす人工乾燥と、桟積みして天日と風で乾かす自然(天然)乾燥に分かれます。上の写真を見てどちらが自然乾燥が分かりますか?ここでは、それぞれの特徴と見分け方を紹介していきたいと思います。

 

 

自然乾燥させた桧の丸太
自然乾燥させた桧の丸太

■なぜ木を乾燥させるのか

立ち木(山の生えている木)の状態では杉や桧の含水率は150%以上あります。つまり、木だけの重さより1.5倍以上の水分を含んでいることになります。木を伐採するとこの水分が徐々に抜けて、この乾燥につれて縮んでいきます。野菜なども乾燥させると縮みますが、これと同様の現象が木材にも起きるわけです。

 

木材に含まれる水分は、外側の新しい組織ほど多く含まれていて、芯に近い部分ほど油分が多くなります。

 

ちなみに外側の白い部分を白太(シラタ)、内側の赤い部分を赤身(アカミ)と呼び、白い部分が25年ほど経つと赤くなります。外側の方が水分が多くてよく縮むから、木は乾燥すると外側が割れてしまいます。写真は桧の丸太の端材を自然乾燥させたものです。

 

 

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木と土の調湿性ってどれくらい?

小さな木と土の家 土壁 調湿
「小木土家」内観

 

今年の夏はとても暑いですね。日本の夏は蒸し暑くてとても不快指数が高いです。そんな日本の家では、快適に過ごすために調湿がとても大事です。今回は、「小木土家」の調湿性についてまとめたいと思います。

 

 

■木の家の調湿量はどのくらい?

まずは木の調湿量についてです。少し数学的な話になります。木材の含水率は下の式で計算できます。

 

木材の含水率=木材中の水分の質量/全乾質量(木材だけの質量)×100

 

日本での木材の気乾含水率(乾燥した木の屋外での含水率)は年間でおおよそ11~17%の間で変化しています。また、冬の暖房された室内では5~7%ほどまで下がります。つまり、日本の住宅の室内に使われた木材は少なくとも10%は年間で含水率が変化していることになります。

 

この10%という数値を基に「小木土家」の調湿量を計算してみます。「小木土家」で室内に使われている木材の量は、構造材、板材、家具材を合わせると16.6m3ほどになります。これに杉材の気乾比重0.38t/m3を掛けて、

 

16.6m3×0.38t/m3=6.3t

 

となり質量が6.3tだとわかります。これは、含水率15%の時の質量なので、次に全乾質量(木材だけの質量)を求めます。

 

1.15×全乾質量=6.3t

全乾質量=5.5t

 

水分の変化量は10%なので、

 

5.5t×0.1=0.55t=550kg

 

水の比重は1.0kg/ℓなので、「小木土家」の木材の調湿量は550ℓとなり、とても多いことが分かります。

 

木の調湿機能でもう一つ大事なことがあります。それは、湿度の変化に対して平衡状態になるまでの反応時間についてです。木の反応時間は板厚に比例していて1日/mmです。つまり、30mmの板なら30日かけて平衡状態になるということです。120mm角の柱が2面室内に面していたら60日かかります。木の反応時間は遅く、厚みがあるほど長くなります。

 

無垢の厚板をたくさん使って、構造材を表しにしていることで、半年かけてゆっくりと調湿することができます。半年で550ℓなので、単純計算すると1日当たり3ℓほど吸湿または放湿していることになります。

 

また、エアコンや除加湿機を使ったアクティブな調湿と大きく違うのは、木の家のパッシブな調湿は部屋の隅や収納の中など湿気のたまりやすいところほど、木の表面積が大きくなるので効果が大きくなることです。

 

 

■土壁の調湿量は?

では次に土壁についてです。「小木土家」では荒壁と中塗り合わせて3.3m3の土壁を使っています。土壁の調湿量は約12kg/m3なので、

 

3.3m3×12=40kg

 

これで、土壁の調湿量は40ℓとわかります

実は、木と比べると土の調湿量はとても少ないんです。しかし、土壁の優れているところは湿度変化に対する反応時間で、土の反応時間の目安は0.1日/mmと、とても速いんです。つまり、10mmの厚みの土壁が一日で反応するということです。

 

夏の夕方から夜にかけて、晩御飯の準備や、お風呂に入ることで大量に出る湯気などの湿気を短時間で吸い取ってくれます。10mmの厚みの土壁の調湿量は120g/m2で、「小木土家」の土壁の表面積が115m2なので、

 

115m2×120=13800g=13.8kg

 

なので、土壁の1日の調湿量は13.8ℓとなり、木に比べてとても多くなります。

 

 

ゆっくり調湿する木と、すっと湿気を吸い取ってくれる土を合わせて使うことで、特に夏の室内の湿度を快適に保ってくれます。

 

小木土家の壁断面
小木土家の壁断面
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そうめん流ししました。

夏休みになったので、そうめん流しやりました(^^)。

 

子供たち楽しそうでした。簡単にできるので、週一くらいで開催しようと思います。

暑い毎日ですが、負けないように夏を愉しみたいですね!!

 

 

グリーンプロジェクト1期工事完了しました。

小さな木と土の家 グリーンプロジェクト
「小木土家」グリーンプロジェクト

【小木土家】

 

春からこつこつ進めてきたグリーンプロジェクト1期工事が終わりました。

 

いろいろ植えてこれからの成長が楽しみです(^^)。

 

夏を乗り越えられるようしっかり水やりします。

 

秋の紅葉のときにまた投稿したいと思うので、お楽しみに!!

 

空気環境測定しました。

空気環境測定 ホルムアルデヒド 住宅
空気環境測定の様子
空気環境測定 ホルムアルデヒド 住宅
空気環境測定の検査結果   

「小木土家」の空気環境測定を行いました。

 

空気環境測定とは、ホルムアルデヒドやトルエンなどの揮発性化学物質(VOC)の室内濃度を測定することです。シックハウス症候群の原因となるVOCは建材や家具などの接着剤や塗料に主に含まれていて、高濃度に汚染された空気を長時間に渡って吸入すると、頭痛や吐き気、めまいを引き起こすとされています。そのため、2003年に改正された建築基準法では、「ホルムアルデヒドを発散する建材の使用制限」や「24時間換気の義務付け」などが新たに加わり、VOCの室内濃度が厚生労働省の指針値を超えないような対策が取られています。

 

しかし、いくら換気しているからとはいえ、VOCが揮発していることには変わりなく、特に揮発濃度の濃い新築後5年間というのは、子供のいる家庭にとっては、小さな子供が家で過ごす時間の長い時期で、外より室内の空気のほうが汚れているというのは、せっかくの新しい家なのにとても残念なことです。

 

 

そこで、「小木土家」では以下のような対策をとりました。

 

・木材には集成材を使わず、無垢の木を使用(集成材には大量の接着剤が使われています)

・壁には、混ぜ物なしの、純粋な土壁を使用・断熱材は、ポリエステル100%のパーフェクトバリアを使用

・防蟻材は、揮発のないホウ酸を原料としたものを使用

(農薬系の防蟻材は壁内で揮発したものが換気によって逆に室内に流入しているので注意が必要です)

・システムキッチンや量販店の家具は使わず、無垢の木を使ったオーダーメイドの家具を使用

 

 

今回の測定では、最もVOCの濃度が高い時期を狙って、家具なども揃った新築後半年で、気温も上がってきた6月に行い、あえて換気設備を全て止め、締め切った状態で、測定しました(通常は換気しながら測定します)。結果、測定した7種のVOCで、6種が指針値の1/10未満、アセトアルデヒドが1/5という結果でした。

 

ここで、アセトアルデヒドが微量に検出されていますが、これは無垢の木から発生したものだと考えています。実は無垢の木からも微量ですが、アセトアルデヒドが発生しています。また、お酒を飲むと体内でアルコールがアセトアルデヒドになる(二日酔いの原因と言われています)ので、人から発生したものもあると思います。

 

自然のものにこだわって住まいづくりをする一番の目的は快適で安心な住まいをつくることで、今回の測定結果は、「小木土家」の設計から施工までの間、目標としてきたもので、良い結果にとても満足しています。接着剤を大量に使った家を高気密で作って、24時間換気しないと住めないというのはどても不合理で、また、せっかく断熱材を入れても0.5回/時の換気というのは、かなり熱をロスしています。熱交換型の換気扇もありますが、湿度は交換しないので、夏は除湿した室内に湿気を取り込み、冬は加湿した室内に乾燥した空気を取り込むので、日本の気候にはあまりあっていません。普通に生活していれば、人の出入りや、キッチン、トイレ、洗面室の換気などでも十分換気できています。

 

24時間換気はすべての住宅で義務だったりと、日本の風土にあった日本らしい住まいづくりをしているのに、法律が逆に足かせのようになり、難しい部分もありますが、そんな中でも方法はいろいろとあって、皆さんに関心を持っていただいて、少しずつでも良い方向に変わっていくことを願っています。

 

 

グリーンプロジェクト進行中

【小木土家】

小木土家のグリーンプロジェクト進行中です。

 

好きな草花をいろいろ植えてます。安く買えるところを見つけたので、今日はコデマリ、シモツケ、ユキヤナギ、ヤブランなど植えました。

 

土いじりは楽しいですね(^^)。

 

 

植栽工事、スタートしました。

ヒサカキ 姫榊 株立ち
ヒサカキ(姫榊)の株立ち

【小木土家】

 

植栽工事がスタートし、庭にヒサカキ(姫榊)を植えました。

 

常緑の小高木で、春に小さな白い花、秋に小さな黒い実を付けます。

花はスパイシーな香りがするみたいです。

榊の代用に使われたりします。

 

株立ちで樹形が良く枝がきれいに広がっているので、木陰が心地良いです。

隣には、同じく常緑のシラカシ(白樫)を植える予定です。

 

日本の里山に広がっていた優しい木陰の雑木林をイメージしながら、

梅雨までに植栽工事、外構工事を少しずつ進めていきだいと思います。

 

 

ダイニングテーブル -コミセン-

ダイニングテーブル -コミセンー
ダイニングテーブル -コミセンー

組立式のダイニングテーブルの-コミセン-が完成しました。

 

込み栓を4本打ち込むことで脚部を組み立て、天板を取り付けて出来上がりです。

 

座ったり、立ったりするときに脚部が邪魔にならず、快適に使えます。

また、コンパクトに収納できるようにデザインしてあります。

2本の貫の上に板を載せれば、本やタブレットを置くことも出来ます。

 

材種 :杉上小材

サイズ:d800×w1300×h670(sh420)

仕上げ:オイルフィニッシュ

 

ファブリックは選ぶことが出来ます。

 

込み栓を打ち込む愉しみを、ぜひ体感してください。

 

 

「小木土家」レポート ~冬の暮し編~

「小木土家」冬の風景
「小木土家」冬の風景
「小木土家」の冬の暮しをレポートします。

今年の冬はとても寒かったですね。1月には久しぶりに大雪が降り、三入でも長靴に雪が入るくらいの積雪25㎝ほどになり、子ども達と雪だるまやかまくらを作って遊べました。最初に降ったときは、ぼくも嬉しかったけど、続けて降ったので、さすがに雪かきでうんざりでした。

そんな1月でも「小木土家」ではエアコン1台で、暖かく過ごすことが出来ました。
外気温1℃でリビング20℃の時、1階で最も寒いところがトイレで15℃、2階で最も寒いところが子ども部屋で16℃でした。暖かい空気は上がっていくので2階は意外と暖かく、2階にもエアコンがついてますが、1階のエアコンが運転中は使う必要はありませんでした。トイレは少し寒いかなという時はありましたが、暖房が必要なほどではなかったです。室温最大差が5℃であれば、十分快適です。

また、木と土の調湿作用で湿度が50%程度に保たれているので、実際の体感温度は一般の住宅より高いのではないかと思います。木と土の家の調湿性についてはまた別のところで詳しくまとめたいと思いますが、「小木土家」で年間約550ℓの調湿機能があります。これだけの水を加湿器、除湿器を使って調湿しようと思うと、水汲みだけでゾッとしますね。

そして、木と土の家の最も良いところは、朝の暖かさです。朝、外気温が0℃以下のときでも、暖房前の室内の気温は13℃でした。床に杉の厚板を張っているおかげもあると思いますが、朝起きて、裸足で歩いても床が暖かく感じるくらいなのは、冷え性の自分にとってはとても嬉しいことです。これは土壁が蓄熱して、室内を保温している効果です。
電気代については、1ヶ月あたり、暖房費3970円(エアコン積算表示)で、トータルの電気代17,853円でした。夏は冷房はほとんど必要ないので、この時期が、電気代のピークとなります。年間の電気代についてはまたレポートしたいと思いますが、13万円程が目標になると思います。

あと、「木と土の家は冬の湿度が高く保たれているので病気になりにくいです。」と書きたかったのですが、今年は久しぶりにインフルエンザにかかってしまい、2日ほど寝込んでしまいました^^;。

各季節ごとにこれからレポートにまとめていきたいと思います。冬の季節は空気が乾燥しているので、木が放湿してどんどん縮みました。これから梅雨の時期にかけては吸湿して膨らんでくると思うので、どれくらい変化するのか密かに楽しみにしています。またレポートします。


つよくしなやかに

つよくしなやかに 小さな木と土の家 木造建築 柔構造

家族の命を守るため、安心、安全な住まいをどのように作っていくか。伝統工法の木組みをベースとして、現在の耐震基準よりもさらに安全な構造とするため、「木と土の家」の構造についての基本コンセプトをまとめました。

 

 

 

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1人掛けソファ -サイコロ-

ソファ サイコロ 杉 家具
1人掛けソファ -サイコロ-

新しくデザインしていたソファの-サイコロ-が完成しました。

 

杉のフレームにクッションを置いた1人掛けのコンパクトなソファ。ダイニングチェアとしても使えるように、サイズを調整してあります。

 

厚めのクッションは3重構造で硬めの座り心地で、カバーは両面使えて、外して洗えるようになっています。

66センチ角にデザインした杉のフレームは柔らかく温かみがあります。

 

ファブリックを選んでもらい、オーダーで製作できるよう、これから価格や仕様を詰めていきたいと思います。

 

 

 

謹賀新年 2017

明けましておめでとうございます!

 

 

今年は妻と子供たちが帰省してて一人なので、今日からゆっくり始動します。

 

独立してからこの4年間で、テーマにしていた「古民家再生」「リノベーション」「スモールハウス」「木と土の家」をひと通り経験することができたので、これまでの経験や知識を一度整理してまとめて発信します。

 

また「小木土家」での暮らしの体験や様子などもアップしていきます。

 

伝える」ということをテーマに、リアル、非リアル問わず、たくさんの方と交流して、さらに飛躍の年としたいと思いますので、集まりやイベントにはぜひお誘いください(^^)/。

 

 

では本年もよろしくお願い致します!

 

 

 

内覧会を終えて

小木土家 外観
小木土家 外観
小木土家 内観
小木土家 内観

【小木土家】

 

内覧会へお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

 

久しぶりの出会い、新たな出会いがあり、とても充実した2日間となりました。

 

特に印象的だったのが、お子さんが元気に走りまわったり寝ころんだり、またハイハイする姿で、「気持ち良いね。」って言ってくれてたことです。

 

素直な感想が聞けて、とてもうれしかったです。

 

自分としても広島に戻って4年となり、一つの節目を迎えたように思います。がむしゃらにやってきた4年だったので、この辺りで一度振り返り、これからのことについてゆっくり考えたいなと思っています。

 

といっても来週引っ越しなので、ゆっくりもしてられないんですが(^^;。

 

 

ジャミコンの洗い出し

ジャミコンの洗い出し
ジャミコンの洗い出し

【小木土家】

 

アプローチの土間を洗い出してます。

ジャミコンの洗出し仕上げです。きれいに石が出てきました。

 

寒いけど、朝日が当たって気持ち良いです(´∇`)。

 

 

完成内覧会のお知らせ

小木土家
小木土家

「小さな木と土の家」完成内覧会のお知らせ

 

日 時:2016.12.10(sat)-11(sun) 10:00~16:00

 

家族4人のための25坪の小さな住まい。木や土を使いハンドメイドで建てました。自然のぬくもりに包まれた住まいをぜひご体感ください。

 

場 所:広島市安佐北区三入6-18-22

予 約:不要

連絡先:090-3377-3745(佐々岡)

      y.sasaoka.1220@gmail.com

 

内覧会両日以外でも、18日までご案内できますので、ご希望の方はご連絡下さい。

また積雪などの場合は、HPにて道路状況等、報告しますので、ご確認の上お越しください。

 

 

GLOHEのタリス

GLOHEのタリス
GLOHEのタリス

【小木土家】

 

キッチンは杉の無垢材と特注のステンレスワークトップで作ったオーダーメイドキッチンです。

 

LDKの中心につく水栓はずいぶんと悩みましたが、GROHEのタリスにしました。

機能的で使いやすく、とても良いデザインです。

 

 

大谷石敷きました。

大谷石の土間
大谷石の土間

【小さな木と土の家】

 

玄関土間に大谷石を敷きました。

 

30×300×900の石を眠り目地乱貼りです。

 

フランク・ロイド・ライトが好んで使った石で、とても柔らかく、みそと呼ばれる独特の表情が特徴です。

エイジングする石としても有名で、青みがかった色から茶褐色に変化していきます。

 

逃げのない仕事で意外と難しかったですが、大工と左官の共同施工でなんとか納まりました(^^)v。

 

」と「大谷石」の相性はとても良いと思います(^^)。

 

 

畳入りました。

縁なし目積畳
縁なし目積畳

【小さな木と土の家】

 

和室に縁なし目積畳が入りました。

 

普通の畳より目が細かく綺麗です。

 

2.1m角のスペースに9枚の畳を市松にしています。

 

リビングの続きに使ったり、子供に遊び場や客間として、フレキシブルに使えるのが畳の部屋の良いところですね。

 

小さな空間ですが、とても便利な部屋になりそうです(^^)v。

 

 

中塗り始まりました。

土壁 中塗り スサ
中塗りをした土壁

【小さな木と土の家】

 

土壁の中塗り始まりました(^^)/。

 

スサがたくさん入っていて、素朴な表情がとても良いです。

中塗り仕上げ」なので、このまま乾燥させて仕上げです。

 

既製の商品でない自然の土は、その時々で色や表情が違うので、どんな色になるか楽しみです。

 

荒壁にしっかりと塗り付けるので、左官さんも腕や指が痛くなって大変そうですが、久しぶりの中塗りの感触を楽しんでもらえてるようで、良かったです(^^)v。

 

 

荒壁の様子

荒壁 土壁
荒壁
木小舞 土壁 
木小舞

【小さな木と土の家】

 

荒壁の現在の写真です。

 

木小舞の上に土をつけて乾燥した状態です。

木小舞やワラのあとが透けて見えてます。

 

割れが入っているのは、乾燥による収縮によるものです。

 

面白いテクスチャなので、このままでもいいかもと思ったりもしますが、もうすぐ中塗りなので、見納めです。

 

また中塗りの様子は紹介したいと思います(^^)/。

 

 

床張ってます。

パーフェクトバリア 
パーフェクトバリア

【小さな木と土の家】

 

床を張っています。

 

大引きの間にパーフェクトバリア90mmを入れて、杉の本実板30mmを張ります。

 

吸湿性のある杉の下に、透湿性のある断熱材を入れることで、暖かくさらっとした心地よい床となります(^^)。

 

 

HORIのレバーハンドル

HORIのレバーハンドル
HORIのレバーハンドル

【小さな木と土の家】

 

玄関にレバーハンドルが付きました。

 

HORIの一番小さなレバーハンドルです。

 

柔らかなフォルムで、手によく馴染みます(^^)。

 

 

奈良の木

杉の外壁
杉の外壁

【小さな木と土の家】

 

申請が受理されて、奈良の木ブランド課の補助金事業となりました(^^)。

 

「広島の家は広島の木で建てましょう」という地域縛りは、正直あまり好きではありません。

木は樹種によって、性質が違うように、同じ木でも、地域や育て方、製材方法など、によって個性や表情があります。

 

小木土家では、土台から柱、梁、外壁、床、家具まで、全て杉です。吉野杉をメインに使って、各部材ごとに各産地から、適した材を選んでいます。

 

総杉造り、総広島産造りなど、ある条件のもと、木を選んで行くことは、大工にとっては技量が必要で、やりがいもあります。

 

そういった意識なしに、単純に広島の木で建てたから良いというこどではないと思います。

各産地それぞれが特色を出して、選択肢を広げていくことが、国産材の利用を増やしていく上で重要です。

 

補助金の多くは、「その県内で建てる建物または県内の業者」といった条件がつくことが多い中、他県であっても奈良の木を使えば、支援するという制度は、とても良いことだと思います!

 

 

水切り付けてます。

【小さな木と土の家】

 

外壁の下地も完成して、水切を付けてます。

 

仕上げは杉本実板縦張りと、珪藻土塗りの2パターンなので、どんな表情になるか楽しみです。

 

これから暑くなりますが、お盆までに外部の完成目指してどんどん仕上げていきます(^^)/。