竣工から7年目のアトリエ。
大地に根差し、周囲の環境に溶け込むような建築を目指して、「キノコ」と名付けました。7年の歳月を経て、木漏れ日の下、佇む姿を見て、ようやく思い描いていた姿になってきたかなと思いました。
周辺はもともと棚田の広がる田園風景でしたが、耕作放棄地が増え、限界集落となっています。日本の田舎の多くが同じような状況ですが、現在のコロナ禍で田園回帰が加速しています。田舎暮らしで最も必要なのは、稼ぐ力で、小さな拠点があるととても役に立ちます。「キノコ」をモデルにこれまで事務所や別荘など作ってきましたが、小さな明かりを灯すことの意味はとても大きいと感じています。
明けましておめでとうございます(^^)。
今日が仕事初めで、明日から本格始動です。
今年も多くの出会いに恵まれ、新しい挑戦の多い一年となりそうですが、
一つ一つしっかりと向きあいながら、仕事をしていきたいと思います。
ブログやFBでも、無垢の木や土の良さや使い方、大工の仕事に様子など
どんどんアップしてきたいと思いますので、(すぐ止まりがちですが(^^;)
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
先日、広島の建築家の方が所員さんを連れて、アトリエを見学に来てくださいました。
そのときの話題の一つが、メンテナンスについてでした。公共建築などの場合、外壁などはメンテナンスフリーが条件としてあって、木造の設計するときも外壁は建材を使わないといけないから、木造の良さを出しにくいということでした。
写真は板を張ったときの写真と、現在(1年半位)の写真です。杉の板に柿渋を塗ったので、張ったときは柿渋が発色してきれいなオレンジですが、今はだんだんと色があせて、グレーになりつつあります。軒なしですが、このままでも20年は十分持ちます。
時間と共に色があせて、染みが出来たり、カビか生えたりしますが、それらを含めて、無垢の木の良さで、面白いと思います。
数年に一度、たわしで洗って柿渋を塗って行くと、うづくりのきれいな板になっていきます。メンテナンスは必要ですが、結局は長持ちして、トータルのコストは安くなります。
公共の建物ならワークショップなどのイベントにして、建築に愛着を持つ機会にしても良いのではないでしょうか。
自然の素材との付き合い方を知っていただくことが大事だと思うので、またメンテナンスのときに投稿します(^^)/。
作業場のある白木町にアトリエを開設しました(^^)/。
広島市の最奥の地でとても山奥ですが、自然豊かで静かなところですのでお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。春温かくなれば、桜も咲きます。
5坪ほどの小さなスペースでまだまだ未完成の部分も多いのですが(^^;)、快適で使いやすい場所を目指してこれからもどんどん進化させていきたいと思います。
また20万/坪~で建築できますので、事務所やアトリエ、自宅の離れなど+@の用途にちょうど良いです。ぜひご利用ください!
連日の猛暑、そして台風12号、11号と、今年の夏は激しい天候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私どもも元気に頑張っております。先日、アトリエの建前と屋根仕舞を無事にすることができました。仕事の合間を見つけての作業なので、少しずつですが、気持の良い空間にしたいと思っています。
これからますます暑い日が続くと思いますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
2014年 盛夏
白木町志路にある作業場下のスペースに事務所を建築中です。昨日、無事に基礎のコンクリート打設が終わりました。気温が高くコンクリートの硬化が早かったので、時間との勝負でした。建物の刻みは昨年に終わっているので、これから建前の準備をします。梅雨明けごろに建前ができると良いのですが・・・。
約5か月、自然乾燥させた材料が届いたので、
さっそく刻みをしました。
番付は、材料を広げて使う場所や向きを決めていきます。
それぞれの材の木目や色などを見極めて、木配りします。
先日届いた丸太が製材されたそうなので、見に行ってきました。
正方形断面に背割り、一番使い慣れた形ですね。
これから2~3か月、自然乾燥させます。
背割りの開き具合で、乾燥の進み具合が分かります。
梅雨に入る前に加工できたらなと思っています。
小さな事務所を新築することを決意して、
地元の製材所の大林製材さんに材料をお願いしました。
そして今日、県産材の原木が届いたということで見に行ってきました。
年輪も均一に詰まっていて色味もきれいな杉でした。
また後日製材するそうなので、どんな木目が出てくるか楽しみです。