【記憶を紡ぐ家】
設計開始から1年ほどかかりましたが、無事に造成工事が完了しました。
この住まいは5年ほど前に改修工事を担当しました。
ご家族はこの建物にとても愛着をもっておられ、これからも少しずつ改修していく予定でしたが、
4年前の豪雨災害により、防災用道路建設が計画され立退き対象となりました。
100年以上の歴史を持つこの建物の記憶を、新たな住まいへ紡いでいくことがコンセプトとなります。
さまざまな素材、記憶のかけらを、一つの建築にどう紡いでいくか思案中です。
蔵の整理、倉庫の建築、残す素材選びなど、これから解体工事に向けての作業が開始します。