「小木土家」レポート ~冬の暮し編~

「小木土家」冬の風景
「小木土家」冬の風景
「小木土家」の冬の暮しをレポートします。

今年の冬はとても寒かったですね。1月には久しぶりに大雪が降り、三入でも長靴に雪が入るくらいの積雪25㎝ほどになり、子ども達と雪だるまやかまくらを作って遊べました。最初に降ったときは、ぼくも嬉しかったけど、続けて降ったので、さすがに雪かきでうんざりでした。

そんな1月でも「小木土家」ではエアコン1台で、暖かく過ごすことが出来ました。
外気温1℃でリビング20℃の時、1階で最も寒いところがトイレで15℃、2階で最も寒いところが子ども部屋で16℃でした。暖かい空気は上がっていくので2階は意外と暖かく、2階にもエアコンがついてますが、1階のエアコンが運転中は使う必要はありませんでした。トイレは少し寒いかなという時はありましたが、暖房が必要なほどではなかったです。室温最大差が5℃であれば、十分快適です。

また、木と土の調湿作用で湿度が50%程度に保たれているので、実際の体感温度は一般の住宅より高いのではないかと思います。木と土の家の調湿性についてはまた別のところで詳しくまとめたいと思いますが、「小木土家」で年間約550ℓの調湿機能があります。これだけの水を加湿器、除湿器を使って調湿しようと思うと、水汲みだけでゾッとしますね。

そして、木と土の家の最も良いところは、朝の暖かさです。朝、外気温が0℃以下のときでも、暖房前の室内の気温は13℃でした。床に杉の厚板を張っているおかげもあると思いますが、朝起きて、裸足で歩いても床が暖かく感じるくらいなのは、冷え性の自分にとってはとても嬉しいことです。これは土壁が蓄熱して、室内を保温している効果です。
電気代については、1ヶ月あたり、暖房費3970円(エアコン積算表示)で、トータルの電気代17,853円でした。夏は冷房はほとんど必要ないので、この時期が、電気代のピークとなります。年間の電気代についてはまたレポートしたいと思いますが、13万円程が目標になると思います。

あと、「木と土の家は冬の湿度が高く保たれているので病気になりにくいです。」と書きたかったのですが、今年は久しぶりにインフルエンザにかかってしまい、2日ほど寝込んでしまいました^^;。

各季節ごとにこれからレポートにまとめていきたいと思います。冬の季節は空気が乾燥しているので、木が放湿してどんどん縮みました。これから梅雨の時期にかけては吸湿して膨らんでくると思うので、どれくらい変化するのか密かに楽しみにしています。またレポートします。