【小さな木と土の家】
申請が受理されて、奈良の木ブランド課の補助金事業となりました(^^)。
「広島の家は広島の木で建てましょう」という地域縛りは、正直あまり好きではありません。
木は樹種によって、性質が違うように、同じ木でも、地域や育て方、製材方法など、によって個性や表情があります。
小木土家では、土台から柱、梁、外壁、床、家具まで、全て杉です。吉野杉をメインに使って、各部材ごとに各産地から、適した材を選んでいます。
総杉造り、総広島産造りなど、ある条件のもと、木を選んで行くことは、大工にとっては技量が必要で、やりがいもあります。
そういった意識なしに、単純に広島の木で建てたから良いというこどではないと思います。
各産地それぞれが特色を出して、選択肢を広げていくことが、国産材の利用を増やしていく上で重要です。
補助金の多くは、「その県内で建てる建物または県内の業者」といった条件がつくことが多い中、他県であっても奈良の木を使えば、支援するという制度は、とても良いことだと思います!